骨粗しょう症について
● 骨粗しょう症(こつそしょうしょう)
症状
痛みは無いのが普通です。しかし、ちょっとしたはずみで背骨が骨折したり、転んだときに手首・ももの付け根などの骨折が生じやすくなります。骨折すると、その部位が痛くなり動けなくなります。背骨が徐々につぶれていくと、背中が丸くなったり腰が曲がったりして、歩きづらくなってきます。
原因・病態
骨の量が減り、質も劣化して、骨の強度が低下して骨折を起こしやすくなった状態です。男性にも見られますが女性に多く、主に閉経後のホルモンバランスの崩れによって起こります。他には老化や遺伝的な体質・偏食やダイエット・喫煙や過度の飲酒、家の中に閉じこもり、外出しない生活習慣などが原因となります。甲状腺機能亢進症・副甲状腺機能亢進症・関節リウマチや糖尿病・胃切除・ステロイド剤の長期服用なども原因となります。